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ほわいと ★ すかい




★.....five day


 

ムズムズッ…
(んんっ…)
鼻をくすぐる冷たい感触…

(ソラ‥)
動きに合わせて何かが私を呼んでる…
(…返事したらダメだ…!)
私はその誘いが"人形だって"なんとなくわかっていた…

(ソラ…)
声はすこし荒っぽくなって私を呼ぶ…
(…大丈夫、あせってるのは向こうの方だ…)
地面にしっかりと足のついた私は、"ココ"でふんばれる自信があった…

(ソラっ…!)
グイッ‥
「わぎっ?!」
片方の耳に猛烈な痛さが走って頭が回る私…

「まぶしっ…!?」
突然真っ黒な世界が真っ白な世界へと切り替わる…
「えっ‥窓…?」
薄目を開けた私は、眩しい光の中に見慣れた輪郭を見つけた…
「…あれ、なんかでも傾いてる…?」
はっきりしていく窓枠を含む景色は、45度ほど斜めになってる…

「いいボケっぷりねソラ…」
「ひっ…!」
忘れてた痛い方の耳に、母さんの"怖い声"が流れてきた。
「…痛たっ、おっ、おはよう母さん!」
痛みで目の覚めた私は、母さんに耳たぶを引っ張られて
釣られたお魚状態の自分の格好に気づく…

「おはようソラ、鼻から"何か"出てるわよ♪」
「へっ‥!?」
ズズッ…と鼻のソレを吸いながら目線を上げる私…
(うわぁぁ…!)
見上げた先で"笑ってない"笑顔の母さんと目が合った。

「この寒いのに、窓際の机で"睡眠学習"なんて母さんへのあてつけかしら?」
鼻声を強調して母さんが私に尋ねる。
「ごっ、ごめんなさいっ…!それと耳痛いっ…!」
イスに座った手足をバタつかせて母さんに謝る私。
パッ‥と耳の指が放されて、浮いた感じだったお尻がしっかりと着席する。

ズズッ…
そのわずかな震動で、鼻から飛び出した冷たいソレを吸い込む私…
「あんた"見事"に風邪引いてないわよねっ?」
横から私を覗き込む"笑顔"の母さん。
「だっ、大丈夫だよっ!私若いんだからっ…!」
元気をアピールしながらも、さらにズズッ…と鼻を吸う私…

「うふっ、ソレ嫌味よねソラ♪」
私の弾力あるほっぺを指先で突っ付きながら、引きつってる母さんのお顔…
「えっ、やっ、母さんも肌キレイだよっ…?!」
機嫌の悪さ全開の母さんに、良い言葉の出ない寝起きの私…

ピン ポーン♪
下から響いてくる軽やかな玄関の呼び鈴。
「わわっ、私が出まーす!」
反射的にイスから立ち上がって、勢いよく部屋を逃げ出す私。
ドタタタ‥
「あっ、私ってパジャマのまんまだ…!」
階段降りながらはたと気づいたけど、着替える服は全部上にある…
「あぅぅ…多分宅配便だらかパパッとサインしちゃおう!」

ピン ポーン♪
「すみませんっ、今出ます!」
ガチャリ‥鍵を外して玄関の引き戸を開く私。
「ええっ…??」
パジャマ姿の私は、目の前にいた意外な人物に大きな声をあげた。

「…朝からうるさいわね、あんた今起きたの…?」
眠そう&迷惑そうな目を私に向けて、不機嫌そうにヨッちゃんが言う。
「えっ?そう、今母さんに起こされて…って何でヨッちゃんがいるの…??」
一瞬親友のペースに流されそうになって、我に返る私…
「…失礼ね、見てのとうり"お迎え"にきたのよ…!」
怒った目で私を睨むヨッちゃん。
「…だっ、だって友達歴10年なのに、朝に私んちまで来たのって
今日が"初めて"なんだよっ!?」
やや感動気味に年数を再計算してる私…にため息をこぼすヨッちゃん。
「…もういいわ、コイツに頼まれたから来たのよ…!」
「えっ‥?」
そう言われて、ヨッちゃんの少し後ろに誰かいるのに気づく私…
「…って影みたいにピッタリ後ろに立っててどうすんのあんた…!」
不機嫌に後ろの人を怒鳴ってから、横にずれるヨッちゃん。
「おはよー綾!」
「うわぁぁー!?」
正面から発せられたその爽やかな挨拶に、悲鳴で返事してドアを閉めちゃう私。
カララ‥
少しだけ隙間を空けて、目だけ覗かせる私。
「…雲岬くんだっけ?あんた初対面でソラに何したの…?」
私のリアクションに、不審な目で雲さき君を睨むヨッちゃん。

「説明した通りです。昨日綾に、春から芽生え募った愛の想いを告白しました!」
「わー!人んちの前でそんなこと言うなー!」
自信満々な声と目の雲さきくんに、ドアの隙間からツッコミ入れる私。
「…ほぅ、意外に"息"は合うのね…」
ソレを変に誤解して、納得してるヨッちゃん。

「あらっ!アレがソラの彼氏候補?」
「うわっ、いつのまにっ‥!」
私のアタマの上から顔を乗り出して、ドアをガラッと開ける母さん。
「はじめましてお母さん、昨日綾に告白しました雲岬 万里です!」
引くどころか、更にはりきった声で自己紹介してくる雲さきくん。
「はじめまして、ソラの母の綾川 葵(あおい)です。綾ってソラのことよね♪」
「かっ、母さんっ!?」
キラキラ目を輝かせて、"お楽しみモード"になってる母さん。

「はいっ!綾には迷惑のないお付き合いをさせていただくつもりです!」
「もう迷惑いっぱいだよー!それに付き合うなんて言ってないっ!」
"止まらない"雲さきくんに激しく抗議する私。
「…でも葵さんに好印象なら、親の同意は得たってトコね…」
ポン、と雲さきくんの肩を叩いて、怪しいことを吹き込むヨッちゃん。

「はいっ!芳川さん、俺がんばります!」
その言葉で輝く笑みを浮かべる雲さきくん。
「…はいはい、またお昼のパン代に困ったら"お願い"聞いてあげるわ。」
「ヨッちゃんっ!」
ヨッちゃんらしい"オチ"に、脱力しながらツッコむ言葉を捜してる私…

(って、私一人で3人にボケられてるっ…!?)
今更そんな状況に気づいて"空しさ"に打ちひしがれる私。
「…私っ、とりあえず着替えてくる…」
がっくし‥と、うなだれてドアから顔を引く私。

「あらソラ、もう時間ないから1分で着替えなさいよ♪」
「…ほんと、葵さん私先に行くんでソラによろしくです。」
「俺は綾と遅刻します!綾のお母さん何かお手伝いありますか?」
そんな背中にやかましいお三方のお言葉…

「もう!みんな自分勝手すぎっ!」
ちょっぴり泣きべそかきながら、2階へ駆け上がる私を"不思議そう"
に眺める3人でした…





 

ザザ‥
ざらついたノイズのインストに続けて、一時限目終了のチャイムが鳴った。
私は机の上を片付けながら、正面にある鳥乃くんの後ろ姿を見つめる。
(…ギリギリに教室に駆け込んだ理由も聞いてくれないんだ…)
完全に無視じゃなくて、朝の"おはよう"は声かけてくれた鳥乃くん。

(…意外に思い込み強いだな〜)
とにかく無駄なおしゃべりが減った学校での鳥乃くんと私。
内気な私は、こんな大人数のいるところで異性と会話なんてとてもできない…
男子の友達とおしゃべりを始めたその後ろで、ため息こぼして席を立つ私。
教室のドアに向かう私の正面からやってくる笑顔の笹氷野さん…
「…ついに鳥乃くんもあんたの"世話"に疲れたみたいね♪」
小声で呟いて通り過ぎるその背中を、ちょっと睨んで私は教室を出た。


ビュウゥゥ…!
「うわっ、風が強いっ…!」
屋上まであがった私を迎えたのは荒っぽい風たち。
「でもおかげで誰もいないね…」
階段のドアを閉じて、ビュウビュウとやかましいその広場に出ていく私。
風は突風ほど強くはなく、やや暖かいせいもあって悪い環境じゃない。

私は落下防止の柵をつかんで、ゴチン‥と額をそこにぶつけた。
キ‥ンと冷えた金属に、私の体温が吸われて消えていく…
「…これからずっと、"ああ"なのかなぁ…」
振り向いて心配してくれる鳥乃くんの顔が、随分と懐かしく想える…

"…あんたの世話に疲れたみたい…"
さっきの笹氷野さんの言葉がアタマに浮かぶ…
「うぅ…ホントにそう思われてたらどうしよう…!」
勝手に妄想して、勝手に落ち込んでいく私…

"おっぱい♪"
「ええっ?!」
そんな私の耳に、突然人形の台詞が飛び込んできた。

「えっ、何?今耳元で聞こえた…え?」
キョロキョロと周りを見回す私。
ココは校舎5階の屋上で、目の前には刈り取りの済んだ田んぼが広がっている…
勿論屋上には私以外の人影は見えない…
耳を澄まして聞こえるのは風の唸り声だけ…
「幻聴?大丈夫私っ…?」
自分の妄想しずぎにため息をつく私。

ムズッ‥
「うっ、キタッ‥!?」
妄想の声の後にやってくる恒例の胸のうずき…
やけにシンプルで大きかった声に比例してか、
ムズムズのインパクトが今までで一番強い…
「うぅっ…!だから何よコレっ…!?」
胸を腕でギュゥ…と抱え込んで、膨らむいやらしいキモチ抑える私…

"おっぱい♪"
「ううっ…!!」
人形の声が再び聞こえて、おっぱいの先っぽが急に熱くなっていく…
「やっ、やだっ…!」
言葉で拒否しながら、震える指を自分の胸のふくらみに添える私…

ムニュッ…
「うんっ…!」
制服ごしに胸に食い込む5本の指…
それらが鍵盤を弾いたみたいに、"刺激"って音を私の中で奏でる…
ムニュ ムニュ…
「わっ、勝手に指が動いてくっ…!?」
"勝手"ではなく、"揉みたい"ってココロで思っている私…

「違うっ、ムズムズが止まらないからっ…!!」
アタマの中で言い訳しながら、指の動きを早めていく私…

「…ソラ…♪」
また"聞こえない"声が耳に届いて、私を誘う…
ムニュ ムニュ ムニュ…
「ううっ…キモチ良くなんかない!あなたの"声"も聞こえないっ!」
止まらない指で両方の胸を揉みながら自分に言い聞かせる私…

「…ソラ…♪」
しつこく私を呼ぶ声…
「嫌っ‥!エッチな世界に私を連れ込まないでっ…!」


「…あっ、そう。」

フワッ…
「えっ…?」
急に涼しくなる私の下半身…
ビュウゥ…
「ひゃあぁあぁ…??」
走りまわる風たちが、私のおへそや太ももをペロペロと撫でていく。

「…あっ…」
そんな私の見下ろす目の前でバタバタとなびいてる自分のスカート?
「ええーっ!」
そのスカートをめくり上げている腕をたどった先にあったのは
ヨッちゃんのお顔…
「…ソラ、そのパンツ色気ないわよ…」
「ぃやーっ!!」
ヨッちゃんの指から自分のスカート引っ張り取って、
太ももの間でギュウッ‥と挟み込む私。

「…せめてユニクロのボクサータイプにしたら?
アソコの黒はスポーティでいけてるわよ。」
赤い顔で睨んでる私に、の〜んびりアドバイスするマイペースなヨッちゃん。
スカートが風にあおられて、下から暗いブラウンのパンツが覗いてる…
「うぅぅ…私はヨッちゃんみたいなの恥ずかしくってはけないのっ…!」
…目線でポイントにレースのついた"ソレ"を指摘する私…

「ソラ…パンツなんて見たがるのは子供(ガキ)か変態おやじだけよっ…!」
「ええっ…!?」
はっきり私を睨みつけて断言するヨッちゃん…
何故か自分がその"どっちも"みたいでショックに固まる私…

「まっ、パンツの話はココまでにして…次にあんたが乳触ってた話にいくわね…」
「えっ、えっ?!」
どんどん話を進めるヨッちゃんに動揺しまくる私。
「…私あんたに2日前"相談しなさい"って言ったよね…?」
「えっ、あっ、朝言ってくれたねっ♪」
不機嫌そうな友人に、必死に思い出して笑顔で返す私。

「昨日…体育館裏で何をヒトリ練習してたのソラ…?」
「げっ…!!」
ど真面目な雲さきくんの顔が脳裏に浮かぶ…
「…朝のソラの動揺の仕方にピンときたのよ。
手つきがぎこちないのはともかく、上着脱いで何してんのあんた…?」
不機嫌で鋭さが増した目つきを私に向けるヨッちゃん。

「やっ、あれは混乱してムキになって…!」
そのまんまに状況説明してみる私…
「…悩んでるなら私に相談しなさいっ!ソラのエロ部門担当は私なのよっ…!」
パンツを見せながら真顔で宣言するヨッちゃん…
それを"かっこいい"って一瞬見とれちゃう私…
「違う違う〜!!」
"変態おやじ"って言葉がアタマにチクチク刺さってきた。

「いいソラ?スポーツに束縛されてる"フク"は別として、
あんたは自由なの!もっと色々経験するべきなのよっ…!」
「ヨっ、ヨッちゃん…??」
いつものクールなお顔のままで、熱い演説してる姿を他人と疑う私…

ポン…
と肩を軽く叩いて私と真正面に目線を合わせるヨッちゃん。
「そういう訳で、今度ヒトリHのレクチャーしてあげるわ…!」
フン‥と気合の鼻息を吹く真顔のヨッちゃん。
「うぇー!そんなのいらないっ!!」
即答で"お断り"いれる私。

「…ダメ、却下…!」
鋭く一言返して、スタスタ屋上の入り口に歩いていくヨッちゃん。
「…とりあえず週末にでも初レクチャーするわよソラ…!」
「あぅ〜望んでないよ私〜!」
冷えてきた体を丸めながら、ヨッちゃんの後を追いかける私。

ガチャ‥
「…あっ、それともう一ついい…?」
「えっ、まだあるのっ!?」
階段のドアを開けたトコロで、ヨッちゃんが振り返って私に言う。
「…朝の葵さん、顔色悪く見えたから気をつけた方がいいよ…」
「えっ、ぁっ…!」
いきなりの真面目な話に、風邪気味の母さんのコトを思い出す私。

「…ソラ寝坊した上に、正面からじっくり顔見てなかったでしょ…?
忘れない内に言っとくわ…」
そう言って手を振って階段を先に降りていくヨッちゃん。
「あっ、ありがとう…」
ヨッちゃんとフクちゃんは私の母さんとも仲がいい。
ストレートに元気をくれるフクちゃんに対して、ヨッちゃんはこんな風な
繊細なココロ遣いで私や母さんを見てきてくれた…
(いつもありがとう…)
あふれた気持ちをココロでつぶやいて、私も階段を下りていった。

ガララ…
「すみませんっ、気分悪くて保健室で薬もらってきましたっ!」
静かな教室のドアを開けて、頭を下げると同時に私は先生に言いました。
「ははは、綾川には珍しくて少し心配したが、予想どうりだったよ。」
初老の男性教師が優しい声で私を迎えてくれた。
「ほんとにすみませんっ!」
もう一度アタマを下げて、うつむきかげんで席まで小走りする私。

…綾川、朝なんかあったのか…?
えっ?!あっ、大丈夫っ!
席に着いた私に、突然鳥乃くんが囁いてきてドキッとした。
…そうか、抱え込まずに俺や芳川たちに相談しろよ…
…うっ、うんっ…!
真剣に心配する"表情"を私のアタマに残して、前に向き直る鳥乃くん…
ポワァ…と火照ったほっぺを両手で押さえながら、その背中を見つめる私…

(…私ってイイ人に恵まれてるよね…)
そんな幸福をココロに抱きならが、母さんの心配を胸に募らせる私でした…





 

「母さんこんな日に残業なのかなぁ…」
ヒトリ晩御飯を準備しながら、私は真っ暗な色の窓にポツンと呟いた…
取り合えずご飯を炊いて、お味噌汁を作ってる私。
料理はそんなに得意じゃないし、あんまり好きでもない。
だけどヨッちゃんの助言を聞いてから私なりに考えた結果がコレ。
失敗しそうなモノはやめて、栄養のあるものを作ることにした私。

「これなら明日の朝も食べれるしね…♪」
とにかくお野菜と椎茸とワカメで具だくさんに仕上げた味噌汁。
お玉で味見したら、椎茸からいいダシがでてて、我ながら美味しいって感動した。

「…ほんと大丈夫かな母さん…」
カパッ…
一日の間ほとんど見ない携帯を、この2時間あまりで何回チェックしたことか…
忙しいのか、母さんかのメールは朝から一度も無い。
勿論着信もなくて、本当に残業なのかがわからないのだ。

カチチッ‥
昼間にヨッちゃんにもらったメールをもう一度開く私。
『"やや青い感じ"の顔色だっYO。貧血に注意かな\(・_・)?』
「…ほうれん草のおひたしはフレさんで買ってきたから大丈夫だ!」
フレさん(=フレスコ)は家の近くにある小さなスーパーのこと。

準備の済んだ私は改めて時計を確認する。
「…まだ7時だ…最近が早かっただけだよ、心配ないっ…!」
カチカチ‥と静かに時を刻む音を聞きながら、テーブルに問題集を広げる私。
「まず自分のコトもがんばらなきゃっ…!」
小さく深呼吸して、私はシャーペンを紙の上に走らせる。


早いか遅いかのわからない、重たい時間が流れていく…
コクン‥
目を閉じた拍子に少し眠気がアタマを揺らした。
ズズッ…
「ううっ…さぶい!上着きなきゃ。」
テーブルを立って、台所入り口のノブを回す私…

「…ノブ…?」
握り締めた冷たい金属の感触を見下ろして唾を飲む私…
ガチャッ…
「さあ☆迎えに来たよソラっ♪」
ドアが開いて、隙間から元気良く飛びだす人形の声と大きな赤い目…
「だっ、ダメっ!私、母さんを待ってるのっ…!」
逃げるように身を引く私。
「大丈夫☆すぐに済むよんっ♪」

闇から伸びた黒い腕が、私を強引に"ドアの隙間"へと引きずり込む…
「母さんっ…!!」
必死の叫び声だけを残して、闇と私がソコから消える…
台所はドアを閉じたまま静寂を湛え、カチカチと時計の音だけが
ヒトリ存在を主張するのでした…



 
ぅぅ…母さん…!
目閉じて囁くように大切な人の名を刻む私の唇…
「ふふふ☆自分より親を心配するなんて優しいねソラ♪」
お願ぃ…もとのトコロに返してっ…!
フラフラ‥と闇の中で腕を伸ばして懇願する私…

「ダメだよん★今日はお客さんもいるから大人しくしようね♪」
チクッ‥
うっ…!
首筋に針の刺さった痛みが走り、身体の力が抜けていく私…
わずかに意識が残こってて、耳にノイズのような囁きがザアザアと聞こえた…

「さ〜て☆」
ススッ…
闇から生えた2本の指が、私の身体を服の上からなぞる様に走る…
パララ…
砂のように粒々に分解されて、闇に溶けていく私の衣服…
(…裸にされたっ…)
胸とお股の"締め付け感"が消えて、そう感じた私…

クチュッ‥
ひっ…?!
いきなり指が触れてきたのは私のおま●こ…
クチァァ…
いやぁ…!
指は割れ目の内側に食い込んできて、ソコをパクッ‥と左右に拡げた…
「ふふふ☆今日は"オシッコの穴"に栓をするね♪」
えっ‥?
チュブッ…
ひぅっ…!?
おま●こに走る小さな痛み…
ヌブ ヌブ…
うぅっ…!
冷たくて硬い"何か"がカラダの中に入っていく…

「よし☆コレがソラの膀胱からオシッコを"吸い採る"から大丈夫だよ♪」
指が抜かれ、ゆっくり‥と自然に閉じていく私のおま●こ…
その肉の割れ目から1本の管(チューブ)が突き出し、筒状の器具へと繋がっていた…

「後は機械を用意して…♪」
パチンッ‥
指を鳴らした様な甲高い音が闇に響いて、棒を生やした円盤状の金属が現れる…
数は10個ほどで、ソレらが私の体の四方に浮かべられた…



「…さてとっ、もう安全だよっ小人さん♪」
何も無い闇に誰かを呼ぶ人形の言葉…
「…"自分で"確認しました、この意識レベルなら危険はないですね…」
小さな子供の形をした光が、私の背中の後ろにぼんやりと浮かびあがる…
声は幼稚園児を思わせる幼い声で、多分"男の子"だって私は思った…
「あらら★信用されてないね♪」
別に毒することもなく、人形は楽しげに光る子供に話かける。

「信用はしています…私たちが姿を見せるのはあなたたち"星喰い"の方がた
だけですからね…」
光る子供は、しゃべり方が機械みたいに淡々としてて、感情が感じられない…

「コレが生産能力の兆しもない"素材"ですね…」
背後から私の乳房を見下ろして、子供が冷たい声で呟く…
「イエ〜ス☆元気と不器用が取り柄の"ソラ"だよん♪」
愉しそうに私の自己紹介をしてるいつもの人形の声…
「個別名称は強調しなくて結構です…完成の後、私たちが生産管理する際に
改めてナンバリングをします…」
あくまでも無感情に硬い言葉を並べる子供の台詞…

「しかし、未熟と報告を受けていますが思った以上ではありませんね…」
プミッ‥
あうっ…!
浮かんだ"棒"の一つが私の乳房のふくらみを刺すように突付いた…
その先端から金属の冷たさが乳房に広がって、中がピリピリと痺れていく…
「乳房は3割も膨らんでいます…なぜ生産を促さないのですか…?」
グリグリ…
うぅっ、痛いっ…!
棒の先端が肌に食い込み、ねじる様な動きでおっぱいを苛める…

スッ…
苦痛を浮かべる私の乳房から棒が離れていく…
「なぜ止めるのです…?」
なんとなく不機嫌そうな子供の声…
「ふふふ☆ソラのおっぱいは"痛い系"が嫌いなんだよん♪」
こっちの方が悪戯小僧みたいな人形のふざけた返事…

「…随分この素材だけ丁寧に扱われますね…ノルマの分の完成品は頂いているので、
特に文句を言いませんが…」
「ははは〜☆ソレって言ってると同じだよん♪」
声量を落とした子供の嫌味に、あっけらかんと返すお馬鹿な人形の声…

スリスリ…
いやっ…!
冷たい棒が指の様におっぱいを撫でて、しびれる感覚がカラダの中で広がっていく…
あっ、あっ…!
棒は時折先っぽに当たって、その刺激がアタマのてっぺんまで飛上がってくる…
「ふふ☆ソラは性経験値が0だったのも時間が掛かってる理由だよん♪」
あっ、ああっ…!
私が鳴いてるのを嬉しそうに眺めて、人形が呟く…

「…成る程、汚染がない素材はコレが初めてですね…」
光る子供は私の股間の下に移動して、大事な部分を覗き込む…
クパッ‥
うわぅ…!?
おっぱいで一杯のアタマの中に、"危険"を報せる刺激が伝わる…
無防備な私のおま●こを2本の棒が左右に割り開き、さらに顔を寄せる子供…

ピピッ‥
「…状態のいい性器ですね…5年若い素材のモノと同等の新鮮さです…」
クチュッ‥
ひっ‥やぁ…?!
奥に新たな棒を挿し込まれ、ようやく"何か"されてるって気づく私…
クチュ クチュ‥
うぁぁ‥イタぃ?やめてぇっ…!?
ナカの方をグリグリとかき回されて、吐き気がこみ上げてくる私…

クチュン…
ぎっ…!
ナカで棒がグニャリ‥と向きを変えて、私のホントの奥に入っていく…
「…小さいですが良好な状態の子宮です…しかし今のような"放置観察"は、
コレらが汚染する危険性しかありませんが…?」
棒の先端をナカで動かしながら、不思議そうに子供が人形に問いかける…

「勿論汚染は監視してるよ☆だけど自然でいいんだよん♪」
スリスリ…
うぅっ…!
棒の入れられたおなかの上を、別の棒が慰めるように優しく撫でる…




 

「それはそうと、僕の"星(ほし)"の報告は評価酷いね♪」
急に話題を変える人形…
「…一部の生体が行動時に発する微弱なエネルギーですね…
…ニンゲンが多く保有する件ですが、あれはあなた達"星喰い"の好物です…
私たちは嗜好品に興味がありません…」
「あらら★」
硬い言葉で断られて、力の抜けた声で人形が返事を返す…

ねえっ…やめてっ…とって…!
おっぱいと、おま●こを奥まで弄られてる私は、ヨダレと涙でその顔を
グチャグチャに汚していく…
「…なぜ、ニンゲンは無駄に身体の各孔から体液を放出するのか疑問です…」
汁を溢れさせる私の目じりと唇を、棒で突付きながら子供が呟く…

ピンッ…
うあんっ…!
"起ち"はじめてたおっぱいの先っぽを、棒が弾くように叩いた…
ブワッ…と全身に汗を噴く私…
「ニンゲンはコレが良いんだよん★」

ベットリ‥自身の体液で濡れた私のカラダの上を、人形のいやらしい声が
這いずっていく…
ピクピクピクッ…
突然小刻みに身震いした私から、無数の滴が星の様に闇に散らばる…
ツン ツン‥
きゃんっ…!
プクン…って膨らんで主張する私の乳首を、棒が突っついて"硬さ"を確認する…
「元気に勃起したねソラ☆忘れない内にお薬を飲んどこうね♪」

人形の声を合図に、それぞれの乳首の先に棒の先端が添えられる…
チククッ‥
きゃぁ…!
突然棒の先端から小針が突き出して、ソレが私の乳首のアタマを貫いた…
チュブゥゥ…
いやぁぁ…痛ぃぃっ!
針を乳首に押し込まれ、ビクビクッ‥と震えて抵抗を示す私のカラダ…

「うふふ☆ソラのはホントに元気で良いおっぱいだよん♪」
チュゥゥゥ…
うぁあぁあ…!?

勢い良く私のナカに注入される冷たい液体…
「ふふふ☆たっぷり飲んでね、ソラのおっぱいっ♪」
うぅぅっ…!
膨らまされてく圧迫感と、不気味な注入の感触に悶えて揺れる私のおっぱい…

ビュ ビュッ‥
収まりきれずに乳首から吹き出す黄緑の液体…
「…それだけの薬を投与し続ければ、もっと乳房は肥大していませんか?」
疑うように薬汁をこぼす私の乳首を見上げる子供…
「う〜ん、だから最初に"元気と不器用"が取り柄だって言ったよん♪」
あっけらかんと返す人形…
「…ではこの未熟な乳房をどう育成するのですか?」
それに素早く質問を切り返す子供の声…

「ソラは特殊なケース1号だね☆でも放置観察でゆっくり成長してきたよん♪」
わずか…だけど私のおっぱいは大きく育っていた…
ブラジャーに影響する大きさじゃないので、私はソレに気づいてはいない…
「…成る程、結果が出る以上あなたの"飼育方法"を信用します。」
「う〜ん☆なんか堅苦しいけどまっ、いいよん♪」
意外に敬服したような子供の声に、恥ずかしがってる人形の言葉…

ヌリヌリ…
幾つかの棒が先端を使って、肌の表面に浮かぶ汗をおへその穴へと集めていく…
「そうそう☆"星"は、感情で分泌量が左右して、体液に一番溶けてるんだよん♪」
ツンツン…と棒の先で、おへその穴に溜めた汗を指差す人形…
「…脳が関与しているからですね、しかし微弱なエネルギーで価値がありません…」
再度興味のないコトを強調する子供…
「う〜ん、その"微弱さ"が良いのにね♪」

ペロッ…
ひぅっ…!
闇から生えた大きく長い舌?が、私のお腹をゆっくりと舐めた…
「う〜ん♪ソラは体液にたっぷりと"星"が詰まっているね♪」
ペロペロペロ…
うぁっ‥あぁっ…!?
舌に乳首ごと左右のおっぱいをメチャクチャに嘗め回わされて、
アタマの中がおっぱいでいっぱいになる私…

ピクン ピクン‥
舌の嬲りの合わせて元気に弾む私のカラダ…
「…性経験0で、ここまで乳房に感度があるのは意外ですね…」
やや興味深そうに、揺れる私の胸を見つめる子供…
「生産力を上げるにはおっぱいを"悦ばせる"のが1番だからね♪
そんな調査結果もソラがヒントになったよん☆」
嬉しそうに私を褒めてる人形の声…

ピチャ ピチャ ピチャ‥
うぅっ‥ぅぅ…!
乳首を舌先で小刻みに舐められて、ブルブル震える反応に変わる私…
ぅぁぁ…おっぱい変…!?
唾液まじりに精一杯の声をあげる私…

スリスリ…
棒の何本かが私の乳房を取り囲んで、先端を押し付けて撫でる様に
全体を擦りはじめた…
「いいよソラ☆感情値の限界が70%、おっぱいの感度は50%まで
大きく伸びたね♪ようやくメスらしくなってきたよん♪」

ぅあぁぁ‥!
おっぱいから来る刺激の洪水に、アタマがパンクしそうになってる私…
「ふふふ…でもそろそろ限界だね♪」
「…」
まるで人形の言葉に合わすかのように気を失う私…
それでも大きな舌は硬くなった私の乳首を尚舐め続け、ソレに小さく"震え"で
応える私のカラダでした…




 

シャキン‥
全ての棒の先端から、鋭く細い針が一斉に飛び出した…
「じゃあナカも診せるね〜♪」
クチャッ…
ぅ…
2本の棒が、先端の針を使って私の乳首を強引に開口する…

んっ…
唇が少し震えて隙間からヨダレを零し、糸を引いて胸元に垂らす私…
クチュゥゥ‥
違う棒の針が、2ミリ程のその穴に挿入されて、奥へと刺さっていく…
んぅぅ……
苦悶の表情で、静かに呻きを零す汁まみれの私の唇…
クチュゥ…
んぁ……
棒達は反対の乳頭も同様に開口して、鋭い針をその穴へ挿し込んだ…

クッチュ‥クッチュ‥
ん…ぁ…ぁ…
私のおっぱいに入った針は、ゴムみたいにグニャグニャ歪んで中を診ていく…
「…中身の成長の遅れは酷いですね…」
重たいため息のような感想を漏らす子供…
「ソラだけじゃないよ☆出産未経験の乳房は全部"カタチ"のみの発育だよん♪」
人形は、私をフォローするみたいに子供に説明する…

ニュチュ…
ぅん……
「ココがソラの乳腺だよん★」
私の乳房の中ほど…房状に実る小さな臓器の一つを、針が先端でツンツン‥と指差した…
「…かなり小粒な状態ですね、ココの発育はしっかりとお願いしますね…」
まるで中身を覗き込むように、私の乳房を真剣に見つめる子供の大きな目…
「…後、乳腺の組織を一部、それに血液をサンプルに採って下さい…」

「了解〜♪」
キチチ…
人形の返事と同時に、注射器の先端が1ミリ未満の小さな口ばし状に開いて、
ついばむ様に私の一部を採取した…
続けて反対の乳房の中でも、そのまま注射器になった針が少量の血液を私から抜き取り、
それぞれの針が乳首から抜き取られました…

「…では、コレを元にこの素材の母乳品質をシュミレーションします。
もし良質のモノを生産する予想が出た場合、完成の督促にまた伺います…」
子供は硬い文章を並べながら私の乳房の組織と血液を採った円盤器具2つを
別の場所へ転送し、自分も溶けるように闇の中に消えていきました…

「あらら☆小人さんはホント忙しいね♪」
ポツンと残された私と人形の声…
んん……
呻きながら腰を少しひねる私…
「あら☆ソラのおま●こに器具入れっぱなしだね★」

子供が私の子宮まで差し込んだ棒…
ニュヂュ‥
ぅぁ‥…
ゆっくり‥私の大事なトコロから抜かれていく金属の異物…
「おや☆ちょっと膣液で濡れてるのかな?」
ヌメヌメに光る棒の表面を、大きな舌がベロベロと飴玉の様にしゃぶる…

トロッ‥
その奇怪な行為の目の前で、私の割れ目が透明のお汁を漏らした…
チュブッ…
うっ……
大きな舌が私のお股全部をベロリと舐めて、その液体を拭い採る…
「うん★なんか中途半端な味だねソラ♪」
私の(多分?)初めての愛液に、不満そうな感想を述べる人形…

「う〜ん★ソラの場合何もしない方が良く成長するみたいだねっ♪」
チュッブ‥チュッブ‥
私のコブシほどある舌先が、割れ目に残る汁をすすっていく…

「さてソラに質問☆ソラは自分のおっぱいが好きかい?」
おま●こを弄られながら、突然変てこでHな質問をされる私…
…おっ‥ぱい…?
悩むように短い言葉をこぼす私の唇…
「ふふふ☆考えないで感じてご覧♪」
プミプミ…
…う…あ…
棒で乳りんを突付かれて口を開ける私…

「どうだいソラ?」
嬉しそうに私の寝顔に言葉を注ぐ人形…
……私……おっぱい……好き……
小さな声だけど、従順な言葉を人形に返す私…
「ふふふ☆大好きなおっぱいをちゃんと大きくするんだよ♪」
……はい……大きく…します……

「はい☆上出来っ♪」
満足した人形の声が、私を包みこむように闇の中に響き渡る…
「じゃ☆お母さんにヨロシクねソラ♪」
嬉しそうな言葉を残して周りの器具が全て消える…
キリリッ…
金属のねじれる音と一緒に、グニャリと歪んでいく私のカラダ…
キンッ‥
大きな音が響いて、一瞬で闇の中から消える私…


(母さん‥)
大きな音で目覚めた意識が小さくその言葉を刻み、再び消えてしまう…
(…ありがとう、ソラ…)
かすかなその声は私には届かなかったけど、優しい温もりが伝わってくるのを
私は感じた…気がするのでした…


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