次の話へ飛ぶ。

 数日後…
 トルターのトコロにある、ベイデーの部屋への窓の前。
 出発の時…





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次の話へ飛ぶ。工事中…
 
 ◆
何度目かの“窓”を抜ける…
仕組みの説明はチンプン カンプンだけど、
普通じゃない世界に足を踏み入れてるのは感じる…
不思議なとうり道を抜けて光へと飛び出す…
  「 止まれ!! 」
「 わぎゃっ!? 」
抜けた矢先に大きな声と大きな物体が横から飛んできた。
  物体は大きなナマモノの肉玉で、牙が一杯はえて素敵すぎ…
  ソレの刺さる棒を握るのが声の主…
  「 なぜココに来た!即決に答えなさい! 」
  少し低い女性の声。
スラリ背の高い白い髪の若い女性が、きつい目で私を睨んで言う…
  私の顔の横で、肉玉がキチチ‥と軋みをあげてヨダレを垂らす…
  「 うきゃー!!私はソラ!トルターさんトコから来ましたー!! 」
  肉玉のキモさに半泣きで叫ぶ私。

 そんな私を見る女性の顔つきが、段々困ってっく…??
  「 えっ、なっ、何か…? 」
  「 足の下… 」
すぅー っと細い指が私の足元を指した…
「 わわっ! 」
  いつ落としたか記憶に無いが地面に転がり、
 そのど頭(たま)を踏んづけてる私の足…
  「 ああ〜!!大丈夫〜!! 」
 足をどけると、キュウ!と一声あげて、カクンと気絶する
  「 ムゴイわねぇ… 」
 小さくため息つきつつ、重そうな肉棒を軽々とひく女性。
 背は私の頭一つ高く、白銀の髪で前を眉毛でそろえ、
 後ろは二つに分けてお尻のあたりまで長い。
 青いレオタードのようなランニングと、太ももまでの白いパンツ。
 二の腕に白の腕巻きとヒザまである黒の靴下かブーツ?
 細く青い瞳の女性はちょっとカッコ良い…
 

  
「 大丈夫よ、星喰いは頑丈だって聞いてるの。 」
女性が近づきながら優しく言う。
「 初めまして、私はコーリィー。
 ベイデーのホワイトで、今は窓の見張りをしています。 」
低目の声で女性が固いめのあいさつした。
「 あっ、どもっ、えっと、のホワイトのソラです。 」
ホワイト同士の対面にかなり緊張気味の私…
「 私、はじめて自分以外のホワイトに会ったわ。
 宜しくね、ソラ。 」
緊張でガチゴチする私にクスリと笑ってコーリィーが言う。
 「 わわっ、私も宜しくぅー! 」
ちょっとうれしがってる私に、細い腕が伸ばされ、
オタオタしながらも握手をした。

 「 えっと…スタイルいいですよね、おいくつでしょか? 」
 何かしゃべんなきゃと吐いた台詞は自分でも変だと思った…
 「 ぷぅー! 」
 コーリィーが突然吹きだす。
 「 えっ?えっ? 」
 「 ごめんなさい、ソラの緊張しすぎがおかしくって。
  ほら、星喰いって表情乏しいから
  ソラのガチガチの顔が新鮮だったの。 」
 頬をほんのり赤く染めてコーリィーがあやまった。
 「 あ、あはは〜そうだよね、私固まりすぎだよね!
  は口しか表情ないし〜 」
 コーリィーのおかげで、私の緊張がかなりほぐれた…
 「 でしょ!さてとっ、私の年だけど●歳です。 」
 ニコッと笑うコーリィー、コチン と固まる私ぃ…
「 えっ、何?私老けてるかなぁ… 」
 私の反応に不安な表情のコーリィー。
 「 やっ!全然!逆だよ!若いよぉ! 」
 と連発にフォローを飛ばす私…
 ( このスタイルが私と同い年なのぉー?! )
 ココロの叫びが轟く私…
 

  コーリィーは、大人びた雰囲気でくびれもあって、
おっぱいも大きい(これ重要)!
かたや私は微妙ーにおっぱいふくらんだけど、
 貧乳ぽくって、なんか幼児体系…
 「 …で、ソラはいくつ? 」
 ブツブツ言ってる私に突然コーリィーが話しかける…
 「 ぎゃー!同い年なんて絶対言えな…ぃ…あっ… 」
 色んな意味で固まる私とコーリィー…
  カサササ…
 そんなコーリィーの背後をコソコソ移動する影…
「 ――そこぉ!!! 」
 いきなり吠えるコーリィー。
 肉玉をブン!とぶん回す―その先には…
 「 げっ!?? 」
 四つんばいでコッソリ移動中のに迫る牙の群れ―
 ガチィィィ…
牙の噛み合う嫌な音が響き渡る…
 「 なっ!? 」
「 おほ〜☆ 」
 糸みたいな胴体で、牙の閉じた風圧に飛ばされるにあ然な私…
 は地面に降りると再び元に戻る。
   「 なによソレ!? 」
 あまりのテキトーな体の構造とコーリィーの怖い行動…
 ヘロヘロと腰が抜けた私はペタンとお尻をつく。
 「 う〜ん反応いいね☆ちょっとやばかったよん♪ 」
 私無視!してのん気ながコーリィーに話しかけた。
「 いえいえ、本気の一撃をかわされました。
  ベイデーに聞いた以上に奇妙な体ですね。 」
 ヒクヒク苦笑いで悔しそうなコーリィーがまた怖い…
 「 あらためてようこそ
  ベイデーに一声かけますから少し待って… 」
 と言ってるコーリィーの脇を高速に抜けてく(オイッ!)
 「 やっほーベイデー♪はじめまして〜☆ 」
 といきなり奥にあるドアのとってをつかむ…
 「 ああー!!だめー!! 」
 ものすごく真剣な表情で止めに振り向くコーリィー…
 「 ? 」
 突然、の姿が視界から消えた…
 ドドン!!
 風圧と共に遅れて響く轟音。
 コーリィーの先に巨大な赤い塊があった…
 

 
 「 ベイデー…!」
 コーリィーのコトバでハッと我に返る私。
 いつの間にドアが開いて、そのドアに巨大なコブシがめり込んでいた。
 ヌッ、と2mほどのドア枠をくぐり抜け3mほどの巨体が現れる…
 「 うわわ… 」
 トルターさんの忠告してた“星喰い一・狂暴”のコトバがよみがえる…
 下半身は足が伸びたと変わらないのに、
 上半身、特に腕がでっかくってわたしの胴まわり以上あるのだ…
 更に顔に縦長につく大きな赤い一つ目と、すぐ下の裂けた口が
 今までの星喰いの中では一番怖い形相に見えた…
 「 あれ…は…?? 」
 忘れかけた消えたを探すと、ドアにめり込む腕の上から耳がのぞく…
 「 うわわ… 」
 私が絶叫しかけた瞬間、空気がベイデーの方に流れるのを感じた…
 「 コォーリィィィー!!! 」
ビリリ…と空気を振るわせ大声が轟く。
 「 ごめんなさいベイデー! 」
 直立姿勢でベイデーに向くコーリィー。
 口あけたまんま、あ然と固まった私…
 
 「 がなめたマネしたら殺す気で止めろ!と言ったろうが。 」
 「 ごめんなさいー! 」
 ひたすらあやまる可哀想なコーリィー。
   「 さて、テメーもだ! 」
 めり込むコブシをドアからひくベイデー。
 ぺラリ、はがれる頭までペラペラ状の姿…
 「 うわーヒドイよー! 」
 本気で怒って、ヒラヒラ落ちていくに駆け寄る私。
 受け止めようと腕を伸ばしたその時…
 ドスッ…
 「 グフー?! 」
 突然がふくらんで腕が地面に引っ張られた。
 「 おっ☆ナイスキャッチだねソラ♪ 」
 「 ぎゃおー!! 」
 喜ぶを奇声と共に投げ捨てた…
 は軽やかに一回転してストンと着地。
    「 頭つぶれてたから本気で心配したんだよー!! 」
 ちょっと涙ぐんでる自分に気付く…
 「 うん、今のは耳の先っぽに“中身”避難させるの遅れたら死んでね☆ 」
 死にかけたとは思えぬ愉快そうなお言葉。

 テクテク歩いてベイデーと向き合う
ヒョロヒョロちびと、ムキムキ長身が対照的だ…
 「 はじめましてベイデー☆今の歓迎楽しかったよ♪ 」
 「 ああ、はじめてだが、いきなり嫌いになりそうだぜ! 」
 そしてゲラゲラと笑いだす二人…打ちとけたのソレで??
 「 さて冗談はおいといて、話の前に初対面のホントの歓迎だ。
  コーリィー用意して来い! 」
 「 あっ、はい! 」
 なぜかうれしそうに奥へと駆けてくコーリィー。
 ( ふーん、ベイデーさんとこはドアでいくつも部屋が繋がってるんだ… )
 “窓”が普通になってた自分にはなんか懐かしい…
 「 さあ中へ入りな!変態星喰い様と狂暴パートナー様をご招待するぜ! 」
     テーブルが中央にある広めの部屋の中へと通される私達…
 ん…?
 「 …あのぉ…ベイデーさん、狂暴ってそのぉ… 」
 ドキドキしながら大きな背中に話しかける…
 「 ん?暴れ出したら大変だってトルターから聞いたぞ!
  見かけによらないなソラ!ハハハ! 」
 ( わっ、笑えないっす…!!)
 ちょっとトルターさんに殺意の沸いた私でした…
  長方形のテーブルは大きくて、ドアの手前に私とコーリィー、
 2mほど奥にとベイデーが向き合って座る。
 コーリィーはせっせと更に奥の部屋から料理を運ぶ。
 「 うわ〜♪ 」
 お皿に盛られた八分カットのリマトンと深めのカップのスープ。
 シンプルだけど、リマトン丸かじりの私にはすごく感動的光景〜♪
 そんでとベイデーの前には小さな銀のカップだけ。
 それにポットから白い液体を注いでいくコーリィー。
 ほんのり湯気が立ち上り、甘い匂いが鼻に届く…
 「 えっと…どうぞ召し上がって下さい。 」  ようやく席についたコーリィーが照れながら皆に言った。
 「 ささっ、ソラも食べて、こんなだけど手作りなんだ♪ 」
 なるほど…コーリィーがうれしそうな理由がわかった。
 「 ねっ…あの白いのってコーリィーのおっぱい? 」
 コソコソと聞く私…
 「 えっ、そうよ。ソラもいる? 」
 「 うえっ…!? 」
 素敵な笑顔にひいてしまう素直な私…
 「 ひどっ!そんなリアクションないでしょお! 」
 真剣に怒るコーリィーにペコリ頭を下げる…
 
  
 「 それじゃあーいただきます! 」
 子供みたいに手を合わせ、スプーンらしき食器を持つ。
 リマトンは置いといて、気になるスープを一口飲む…
「 んー!おいしい!! 」
 「 ほんとー!! 」
 笑顔で向き合う私達。
 「 クリーミィーでほんのり甘くて酸味もきいてるね!
  これにもリマトン入れてるんだ♪ 」
 新鮮さと美味しさに感動のわたし!
 「 うん、そう!少量だけどいい隠し味になるんだ♪ 」
 輝くコーリィーの目に“料理好き”だ確信する私。
 星喰いはミルクばっかで料理食べないもんね…
 「 それでこのクリーミィーなコクは…
   ああっ!これコーリィーのお乳入れたでしょー!! 」
 「 うっうん、ちょびっとね。 」
 「 あわわ… 」
 なんかソレ、生理的にダメかも…
 「 ほんとちょっとだってば!材料がないから仕方なくだよ… 」
  
 なんか泣きそうなコーリィーにズンと罪悪感がのしかかる…
 「 ごめんなさい!美味しいのに文句言ってごめん!
  料理好きなんだねコーリィー。 」
 とにかく平謝りの私。
 「 ありがとうソラ。だってベイデーはこんなのいらないっていうし、
  ほんとに美味しいの食べてほしかったから! 」
 熱意が伝わるコーリィーの言葉…
 でも私は“自分の”(以外の)他人に飲ませたくない…
 「 それと、メインになってるこの味ってなにが材料なの? 」
 「 えっ!それ、モルモル… 」
 キョトンとする私の横でピクッと反応したとベイデー…
 「 モルモル?どんなの見てみたい。 」
 ピククッと再反応する二人…に気付いてない私。
 「 ええっと〜トルターさんとこでもらったがもう無いから今度ね! 」
 必死になんか取り繕うコーリィー。
 “知らないことはいいことだ”と思う三人の心中をよそに、
 想像をふくらませてる私であった…

 食事を済ませ、私とコーリィーは、
 奥の部屋の窓で繋がるコーリィーの部屋に移動した。
 食堂?はとベイデーが話し合いをするから、
 席をはずしてほしいって言われたから…
残された二人は無言でコーリィーのミルクをすする…
 「 よくしゃべるなお前とこのソラ… 」
 苦笑いげにベイデーがつぶやいた。
 「 コーリィーも元気だね♪お乳の星が刺激的でわかるよ☆ 」
 「 ハハハ!ソラの乳しか飲まないお前にほめてもらうとうれしいな!
  餓死すんの心配してるトルターに報せてやりてーぜ! 」
 ゲラゲラと笑いあう姿が能天気な二人…
 「 しかしコーリィーの為に細工された部屋だね☆ 」
  ドア付き玄関に料理の台所、そして隔離した個室… 」
 の声が暗く淀む…
 「 今更ソラをココに戻せは無しだぜ… 」
 脅すようなベイデーの低い声…
 「 全然♪面白い趣向だよベイデー☆
  それがソラの“害”になるとも思えないしね♪ 」
 「 テメー…からかうのが趣味だろ! 」
 ドスのきいた声でベイデーがすごむ。
   「 ソラが寂しがってるのをトヤンから聞いてね♪
  いい友達になれそうだねあの二人☆ 」
 「 ハハハ!それにソラ自身が後悔しなけれいいがな! 」
 ぐいーっとミルクを飲み干すベイデー。
 「 はは〜“害”のないことはソラにどんどん体験してもらうよん☆ 」
 同じく飲み干しおかわりを注ぐ
 「 マイペースを絵に描いたようにわかり易いなおまえは! 」
 「 みんな言うね♪でも意識ないよ〜☆ 」
 「 その周りに無関心な部分が“マイペース”なんだぜ! 」
 「 う〜ん、以外に鋭いねベイデーって☆ 」
 再びゲラゲラ笑う二人の声はソラ達ののもとには届かなかった…




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