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story14...「雪に願う少女」 主演職..ウィザード


ふわわ..

陽が落ちて数刻の過ぎた闇の空..
その藍色の深い海を覆った雲が、その身を大地へと降り零(こぼ)す..
今年初めての雪だ..

街はそんな寒空の下、賑やかな声に包まれている。
1年の終わりの月に、夜の祭りがある..
昼間..冒険者や旅人のひしめいた街は姿を変えて、
通りには出店が並び、小さな子供やカップル達が笑顔で行きかう。
そんな彼・彼女たちにサンサン..と雪は舞い降りていった。


タタタ...
1人の小柄な少女がその賑(にぎ)わう人ごみの海を走り抜けていく..
「 イタタ..何今の子っ?」
腕に接触した少女の後ろ姿を見つめ、うらめしそうに女性が呟(つぶ)く。

「 リズィ、今日はクリスマスだよ!
  子供が興奮してるのなんてあ.た.り.ま.え♪」
隣の無邪気な笑みの女性が、友人をなだめる。
「 見て..この振り出した粉雪..
クリスマスに雪なんて何年ぶりだろぉ..
黒と白の最高のコントラストが素敵ぃ..」
空を向いてうっとりムードな友人にうんざり顔の女性。
「 クレスぅ..そろそろお酒で冷えた身体を温めたいんですが..」
「 いいねっ、レストラン行こっ!」
「 はぁ?!そんなとこで飲んでも酔えねーよっ!!」
「 それでいいのっ!」
多少強引に嫌がる友を引きずって、2人の女性は人ごみに消えた..





そんな2人を含む街の喧騒(けんそう)が、囁(ささや)きに遠ざかる街の外..
街のすぐ横にある林の小川..そのほとりに少女はいた。
「 ...わぁ...」
木々が街の明かりを遮り、見上げる黒の空から産まれる無数の白い粒。
さっきの女性の言う“黒と白のコントラスト”を、少女は大きな瞳で見つめる。
多分..其処(そこ)が世界の果てであるとされる“星の居場所”。
白い粒たちはそんな遠い空から降り注ぎ、それに包まれ少女は立ち尽くす。



「 キッ.キミッ..!」
突然の声に少女がチラリ..と後ろを振り向く。
そこにはずっと居たのか?うずくまったローブの男がいた。
男は髪とヒゲが酷く伸びて、素肌がほとんど見えない。
ローブもかなりヨレていて、浮浪者と想像がつく姿だ。
「 おじさん何?」
オドオド..してる男性に少女から“普通”に話しかける。
「 あっ..キミみたいな、ちっ.小さな子..
こっ.こんな淋しいトコ..魔物とかでっ.でるし..!」
身振り手振りを合わせ、ボロボロの台詞で返す男。
「 ..魔物?ボク強いからポリン(スライム)くらい平気だよ!」
少女は笑顔で力こぶを掲げ、男に見せる。
「 でも、ほら、街の中のほうが楽しいっ..から!」
安心した?のか男のドモリが少し落ち着く。
「 だめ!街じゃ“この子”たちがちゃんと見れないから..」
「 こ.この子..?」
そろ〜り男が頭を空に傾ける..
「 雪..を見るだけに..こんなトコに..?」
ぽか..んと空を見上げたまま男が聞いた。
「 うんっ!ここ数年は寝てて見逃しちゃって、久しぶりなの..」
...男は無秩序に闇からの降り注ぐ白点を見つめた。
「 ..でも..寒いし、風邪ひくし、家に帰ったほうがいい..!」
少女は大き目のマントを全身に巻いている。
「 大丈夫♪パパのマントが暖かいから全然寒くないの♪」
いたずらに舌を出して、チロッとマントの裾(すそ)を持ち上げる少女。



「 ..? 」
男は少女の姿に違和感を感じた。
息凍える寒さの中、防寒具で2まわりも着太りする姿はおかしくもない。
しかし少女の場合、ほとんど厚みが増してるようには見えない..
それなのに一部分がありえなく肥満している..
「 キミ?ソレ、お腹..?」
男は指さしで、少女の大きなお腹を示した。
少女の背丈、表情から見ればとてもありえないその部分..
「 あっ..しまった。病気ばれちゃった..?」
指摘されたお腹を大きな瞳に映し、恥ずかしげに笑う少女。
「 ..病気..?」
訝(いぶか)しげな返事をこぼす男..
「 うん..ここ数ヶ月はベットでずっと寝てたの..
身体は元気なんだけど、パパが寝てなさいって言ったから。」
「 ... 」
マントごしにお腹をさする少女を、男は無言で見つめる。
「 でも今日はこの雪にガマンできなくって、飛び出してきちゃったの♪」
火照る顔に描かれる笑みはすごく“純粋”だった。
男は推測の中で少女のお腹が妊婦のソレだと確信する..
しかし同時に、その事実を少女が“病気”と信じていることも確信した..


「 ..ママ..も知ってる..?..」
男は言った直後に、自身の台詞に後悔した。
「 あっ..ママは何年も前に病気で..今はこの空の“星の居場所”にいるの..」
少女は大きな瞳から滴(しずく)をこぼし、空を見上げた。
(浅はかな発言だ!)
男は心中で自身に毒づいた。
「 ごめん..せっかくの夜なのに..」
男は深く少女に頭を下げた。
「 おじさんいいのっ、私にはまだパパがいるから!」
涙の欠片(かけら)を散らせながら、少女は男に笑顔を向けた。
その屈託の曇りない少女に、男は温かさを感じた...
その身を蝕(むしば)む闇と一緒に...



それから..2人は並んで座り、空を見上げている。
お尻の下には男の寝袋が敷かれている。
男は小さなサイト(火球)を少女の後ろ寄りに浮かべた。
「 おじさんは魔法使いなの?」
くりくりの大きな目が、男を間近から覗き込む。
「 あっ..一様..かな?」
照れた?男がボサボサの頭の毛を掻(か)き回す..
「 わぁ..」
男の鳥の巣状の頭から、大量の白い粉が舞い上がる。
「 ああっ..!しっ、失礼..!」
あわてて自身の分身たちを、少女から払いのける男。
「 ..おじさん雪を産めるんだ!」
すごく感心した真剣な顔で、少女は男の払う“雪”を片手で追いかけた。
「 ..はは..どうも..」
色んな意味で恐縮する男の視線が、少女の胸元を見下ろす。
マントの内から片手を出した際に巻き付けが緩み、
隙間から少女の胸のふくらみが見えるのだ..
(この子..マントの下、裸だ..!?)
男はとんでもない事実にひどく驚き、同時に興味が沸いた..
それはお腹のせいで、未熟な少女には大きめの女性の乳房..
深い藍色の闇の中..白いその果実が不思議と男には美しく思えた..



「 おじさんもしかしてサンタクロースさん?!」
「 げっ!」
少女からのとんでもない指摘と自分の痴態に、大声漏らす男。
「 その驚きは..おじさん本物だねっ!」
嫌らしい上目使いで、少女がズバッと言う。
男は半ば石化して、訂正の良い文句を頭の内に探す..
「 皆が寝るまで待ってるんだね..私大発見だ..!」
少女の勘違いは独り進行する。
(こんな薄汚れた俺がサンタかぁ..)
男は頼りなくため息を漏らし..少女の乳房に見とれた..



「 どうして雪が好きなの?」
男は由一安全に思う質問を少女に向けた。
「 星が好きなの。」
...男は真剣に自分の質問が“おかしかった”か考え込む..
「 星は飛ばないといけないあんな高い所にある..
飛べない私はそこに行けないけど、
そこがドコなのか夜の雪が教えてくれるの...」
雲と星空を同じに見ている少女。
「 この子たち..そこから産まれてくるから..
この子達に触れると、そこの匂いが感じられるの..」
男は星の居場所からの旅人と会話する、少女の幻想を垣間見た。
「 星の旅人は高くから落ちてきて、目を回してないかい?」
「 あはは..サンタさんもこの子たちの声聞こえるんだ..」
共感に喜ぶ少女が大きく笑い、その乳房が揺れる..


(だめだ..!)
男は禁忌であるその欲求を、グッ..と飲み込んだ。
「 ..おじさん..私の “おっぱい” 触りたいの?」
「 ..!!」
無意識に半分伸びてた手を握り締めて、男が転倒する。


その上にまたがってくる穏やかな笑顔の少女..
パチ..マントの止め具がはずされ、マントが男を包み込む。
「 あ...」
ぷるっ..とふたつの乳房が男の上で踊った。
「 これは病気じゃないってパパが言ってるけど、
私っ.. おっぱい ..おっきすぎない..かなぁ..? 」
マントの陰(かげ)の中で、全裸の少女が照れくさそうに男に問う。
「 ... 」
お山状にふくらんだ乳房はやや平らなお皿型で、大きすぎではない。
先端の乳首は色素の沈着で赤みを増すが、まだ小粒なお豆で可愛らしい。
妊娠によって変化した身体への少女の戸惑い..
男はそっと..少女に垂れる白い果実に手を添えた。
「 きゃっ..」
少女の小さな反応と、柔らかなぬくもりが男の手を伝う..
少女は真っ赤な顔で、自分の乳房を見つめている..
「 ..ちょっと..ね..でも綺麗だ..と思う..」
男は思い出したように質問の返事を返す。
「 ..こんなの..気持ち悪くない..?」
頼りない返事のせいで、少女が真剣に不安を訴えた..
(多分..この子はずっと服を着せてもらってない?
だから他の子達の“服に覆われた”乳房しか知らないんだ..)
推測はできるが、肝心な理解できる説明に結びつかない..


考えながら、男は冷えた手で少女の乳房を揉(も)んだ..
「 きゃ..!いやんっ!」
慌てて手を放す男と、両腕で胸を隠す少女。
男の手の中に、未知なる柔らかさが記憶を残す..
「 大丈夫..ちゃんと..診(み)てあげる..」
男は少女の感触への衝動を抑えつつ、優しく腕を伸ばす。
「 うう..すごく敏感でイヤなのぉ..」
無垢な少女が真剣に男を見返す..
男はうなずき..少女は腕を開いて乳房を再び晒(さら)した。



男は少女の乳房の腹にそっ..と手の平を添えて、ゆっくりと指を閉じる..
「 くぅん..!」
「 痛い..?」
男は指の腹で乳房の表面をさすった..
「 んんっ、大丈夫ぅ.. おっぱい ..触って..」
求めるように身を寄せて、少女が甘い息をこぼす..
(この子..父親にいたずらされてる..)
娼婦をだぶらせる仕草..身体と心を弄られた少女に男は複雑なキモチを向けた..
「 ..おじさん..?」
心配げに少女が覗き込む。
「 .... 」
「 えっ..あ..?」
マントの下..男は少女の淫らな裸体を引き寄せる..
そして可愛い“乳首の実”をちゅぷっ..と唇にくわえた..
「 んっ...あはぁ..!」
少女の温い息の塊りが男に注ぐ。
ちゅぅぅ..
男は優しくその実を吸う..
「 ああっ..きゃは..!!」
男の腕の中、身体を仰け反らせる少女。
「 んんっ..あうぅぅ..!」
強く閉じた唇がぷるぷると震えている..
「 ...! 」
男は唇から乳首を放し、少し距離をあけた。
「 あっ..見ないでっ..!」
小さな乳首から漏れるように母乳が滲む..
(妊娠してるなら当然なのか?)
少女の身体を弄(もてあそ)ぶ父親への嫌悪..
それ以上の少女の母乳への興味..
「 パパ..もキミのおっぱいを触るの?」
できるだけ優しく問う男..
「 ..うん..それにパパ、毎日私のミルクを搾(しぼ)るの..
一日で瓶がいっぱいできないと、ボクおっぱいを叩かれる..」
哀しげな表情の少女は、普通じゃない行為を薄々に感じているようだ..
「 ごめんよ..でも少しだけ飲んでもいいかな..?」
そんな少女に情けない表情で頼む男..
「 ..サンタさんは特別だよっ♪」
無理に笑う少女の乳首に吸い付き、男はソレを啜(すす)った..
生ぬるい少女の体温が男の舌に溶けて拡がる..
甘く..少し生臭い少女の生乳(ミルク)..
雪が散りばめられた闇夜の林で..
小さな女の鳴き声が空へと溶けていくのでした...

 
「 ....ね..私のミルクぅ..美味しかったぁ..?」
マントの中、全裸で男に寄り添う少女が呟く..
「 ..あっ..ごめんっ、おっ美味しい..よっ!」
口に残る..少女の恥ずかしい芳香に浸っていた男が我に返る。
「 ..私も..飲んでみたいな..パパがだめだって言うけど..」
未熟なココロの興味心がまた可愛らしいと男は思う..
「 ..ボク..の唇に付いてるの..舐める?」
男はドキドキしながら、冗談っぽく少女に言った。
ちゅぷ..ん
「 ..んんっ!?」
男の唇に少女の唇が被(かぶ)さった..
ちゅぅぅ..
可愛らしい吸引で、少女が男の唇を吸う..
男はそんな少女をギュッ..と抱きしめた....









「 ペルシアァー!!」
突然の大声に、男の腕の中で少女が大きく震えた。
「 そこのマントでいるのはわかるぞ!出て来いっ!!」
獰猛(どうもう)な声..少女は震えながら身体を起こす。
「 パっ、パパっ、ごっ、ごめんなさいっ...」
ガタガタ震えながら、少女は離れた人影に声を向ける。
「 キサマっ..!身体を穢(けが)したな..!」
見た目以上に老いた父親の声が、怒りに震える..
「 まっ、待って!この子と僕は何もしてません!」
男も立ち上がって、身に着けたままのぶ厚い衣服を男に見せた。
「 ゴミの浮浪者がでしゃばるな!」
一喝に固まる男。
ギリッ..と歯軋りを立てて、紳士のコートを羽織った父親がこっちへ近寄る。
「 ペルシア..腐敗した外界から“病気の”おまえを隔離してやってるのに、
牝(メス)犬気取りで男を漁るとは...!!」
父親の難しい“ヘリクツ”を少女は理解できていないだろう。
ただこの先に待つ父からの体罰に怯え、“ごめんなさい”を繰り返す..
「 あっ、あなたこそココロが腐敗しているっ!!」
男は少女を妊娠させた上、搾乳まで強要する父親に怒りの声をぶつけた。
「 ゴミ風情が俺に文句を垂れるなぁあ!!」
ゴウッ..
父親の伸ばした腕に雪が渦巻き、蛇を模(かたど)り男に飛び掛る!
「 おじさんっ!」
小さな塊りに激しく吹き飛ぶ男..
追いかける全裸の少女の腕を父親が掴む。
「 ストームガスト(吹雪創造)を凝縮した雪蛇だ..
加減してあるから、ゆっくり凍死するがいい..」
男の周囲に密度の高い吹雪が渦巻き、倒れた身体を雪で覆っていく..


「 ああっ..あうっ!」
男に腕を伸ばす少女..その両太ももを開いて持ち上げ、顔前に寄せる父親。
少し開いた少女の割れ目を間近に覗き込む。
「 確かに性器に汚れや傷(いた)みはないな..」
「 パパっやめてっ!そんなとこ見ないでっ!!」
父親の顔を離そうと、少女の腕がか弱い力を込める..
ベロォォ...
「 ひぎゃっ..!?」
父親に性器全体を舐め上げられて、少女が奇声をあげた。
「 ペルシアぁ..シッコが臭うぞ..」
中年男性の低い声で父親が呟く。
「 ちゃっ..ちゃんと拭いたよぉぉ...」
少女はぶるぶる震えながら言葉をこぼす。
ぐちゅ..るぅぅぅ...
「 ひぃぃ..!」
ざらついた大きな舌が、小さな割れ目に潜り込む..
「 やぁー!!やめてパパァ!!」
気持ち悪さと恐さに泣きだす少女。
ぐちゅ..ぐちゅ..ぐちゅ..
父親は少女の抵抗など無関係に、小さな花びらのスミまで舐め上げる..
「 やぁ..やめてぇ..いやぁ..」
少女は悪寒に身体が痺(しび)れ..弱い鳴き声をあげる..


そんな虚ろな瞳の娘を見あげる父親。
「 起きている時に“コレ”をしたのは初めてだが、
なるほど..おまえはこんな反応をするんだな..」
「 ..もぅ..許してっ..」
少女の瞳の滴が父親に落ちる..
ニヤッ..父親はイヤらしく笑った..
ぎゅぶっ..
「 ひぎ...?!」
股間からの強烈な痛みと不快感に少女が目を見開く。
ぐぎゅぎゅぅ..
父親は少女の尿道の管に舌をネジリ込んでいた。
「 あががが...パパ..いやぁ..?!」
ナカに入ってくる恐怖に少女が混乱する..
ぐぎゅぅぅ..
「 やぁぁぁぁぁー!!」
舌の強引な突き上げに、少女の絶叫が林に響いた。
「 ちっ..街の近くでなんて大声出しやがるっ!」
真剣な表情で父親が少女の脚を閉じ、腕に抱えなおす。
少女は失神して、トロロ..と尿を漏らし出した。
「 くっ..まったく世話のやける子だ..」
父親は少女の股を再び開き、川へ向けて放尿させた。





ゴオオ..
父親は自分の発生させた雪嵐からの異音に気付いた。
視線を向けた先にソレは無く、立ち尽くすボロ着の男が一人..
その周囲を雪より白い粒子が漂い、男を包んでいる..
「 ..きさまも魔術師か!」
父親は驚きながらも片手で呪文を詠唱し、ストームガストを男に指定した。
グシャララ..
一瞬男の周囲に巻き上がった吹雪が粒子になって崩れ、
男を包む粒子の膜へと吸収された..
「 ..これは不安定な魔法元素(マナ)の力場です..
僕オリジナルで低レベルな魔法なら分解してくれます..」
男は淡々と独り言を呟く。
「 俺の魔法が低レベルだとぉ..!!」
父親は娘を雪の上に放り投げ、精神集中を高める。
「 ..遅いです..」
男は小さく呟いた..


ゴガ...
空気の裂ける甲高い音が轟(とどろ)いた。
「 ぎゃっ..?!」
父親は天から伸びる巨大な光の柱に飲まれていた。
「 それはあなたの雪蛇と同じアレンジです..」
男は素早く少女を拾い上げて、父親から離れる。
光の中..固まったように動けない父親..
「 爆(は)ぜよ..!」
男の呟きで光が大きく膨らんだ..




ギッ..ドズズズ..ン..
轟音と激しい震動が、街の中へも伝わった..
「 わわっ、こんな夜中にポリン(スライム)相手に
ロード オブ ヴァーミリオン(爆雷召還)使う馬鹿いるのぉ??」
さっきの女性がビールを噴きながら叫んだ。
「 リズィ汚いっ!きっと“雪起こし”だよっ♪」
ざわめくレストランの中で、一人落ち着いてワインを飲む女性の友人。
「 クレス..“雪起こし”は雪が降る前の合図だよ..」
女性はため息ついてビールを一気にあおった。





「 おーいそこの人っ、大丈夫か!!」
騒音を聞きつけた街の警備隊が、雷に焼け焦げた場所で父親を見つけた。
「 ...あいつっ..あの爆雷を手加減しやがった..」
担架を指示する警備隊に抱えられながら、父親がぼやいた。
瞬間の詠唱とソレ..
父親は男が自分より高位の魔術師だったと悟っていた..
「 ...なぜだかすっきりする..そして酷(ひど)く後悔する..」
父親は今更ながら“娘と妻”にしたことに悔い始める..


数年前..娘が数ヶ月の時、冒険者の父親はゴブリンの村を潰した。
人攫(さら)いを繰り返した彼らは、攫った女性で実験をしていた..
飼育小屋に乳房を固定され並べられた女たち..
その乳首に器具がつけられ、下の桶に母乳が滴(したた)っていた。
妊婦の女性も何人かいたが、若い女性が多く皆が母乳をだしていた。
そんな異様な光景の中で、男は妻の乳の不出を思い出し、
女性たちを助けながら投与された薬のことを聞いた。
男は街に帰り、薬に毒性が無いこと再度調べ、妻に飲ませた。
数日後、妻の乳房が母乳を出し、妻は喜びソレを娘へと与えた..

それを眺める父親の胸に、何故か異質な気持ちが湧き上がる..
父親は薬を改良し、それを妻に黙って手渡した..
少しづつ異変が現れ、妻は寝込み..その乳房は一日中勝手に母乳を作った。
そして父親もおかしくなった。
母乳の圧迫に苦しむ妻の乳汁を搾り、自らそれを飲み興奮した。
その時..父親の前にいたのは、妻ではなく女という母乳の製造機だった..
数年寝込み続けた妻が死去すると、父親は幼い娘にも薬を投与した..
娘が身体の異変を訴え“股間からの血”を見せたとき、
父親の悪意が増幅した...

その時期、父親は魔術師仲間の一人に“女性は生命の創造を任された神秘なる肉体”
という定義を毎日聞かされていた..
仲間の言葉と娘の初潮が結びつき、父親は娘の性の発育を詳しく観察した。
やがて何度かの生理を確認して、娘の排卵日に自身の精子を子宮に注入した。
その際は細い管を使い、人肌に暖め精子を殺さぬ気配りをした。
何度かの失敗ののち..処女のまま、娘を妊娠させることに成功する。
父親は“神秘な肉体”として娘を見た。
だから自らの“モノ”を入れることでも、穢(けが)れると意識したのだ..
彼は真に清らかな生殖器からの出産を娘に望んだ..
娘はそれから“病気”にされ、家に閉じ込められた..
さらに発育する自身の体を理解させる為、一日を全裸ですごすよう強制した。
裏通りに面する父親の家..
外では紳士的で魔物退治の貢献者と英雄視される父親の、
娘への忌まわしい行為は誰にも知られなかった...


「 ..思えば..誰かに止めて欲しかった..気がする..」
父親は何かに操られる自分を感じることがあった..
「 ..どうしようもない..今更..」
父親は呟きながら、重たいまぶたを閉じる..
闇の中..愛しい妻と娘..そして止めてくれた男の姿を浮かべ、
“すまない”と一言コトバを刻んだ...







街の反対側..茂みに隠れた外壁の穴から、少女を抱えた男が街に入る。
穴はそのまま小さな部屋につながり、暖炉とベットがそこにあった。
男はベットにかけた布をはずし、その上に少女を寝かせた。
急いで穴を内からも塞(ふさ)ぎ、小さな暖炉に火を灯す。
狭い部屋は急速に温度を高め、少女の震えがおさまる..
男はボロボロの服を脱ぎ、服掛けからマシ?な服を取り、着替えた。
すーすー..寝息を奏でる少女のマントを捲(ま)くり、
暖めた水を吸わせた布巾で、汚れた身体を拭いてやった。
股間のおしっこなど拭いたあと、大きなお腹を見つめる男..
「 ..結局..この子を救ったと言えるんだろうか..」
胸と一緒に上下する腹部を撫でながら男は暗く呟いた..
「 んん..ママの匂いがするぅ..」
寝言をこぼしつつ男の腕に抱きつく裸の少女。
腕を少女の乳房と腕に包まれて、困惑し一人慌てる男。
ゆっくり腕を解き、少し彼女の乳房に見とれた。
部屋をでた男は外でバタバタ何かをはたき、
白いシーツを持って戻り、ソレを少女の体へと掛けてやった。



「 ...賢者のクロル..まだ僕を覚えててくれてるかな..
あの子の知識ならこの子を救えるかも..」
男は昔の知人を思い出しつつ、ハッと気付いて部屋を出る。
じょき.じょき..しょり..しょり..
はさみの歌声が流れ、小一時間後..丸坊主の若い青年の顔が現れた。
「 ...さっきよりはマシだけど..
これもある意味クロルを脅(おど)かしそう..」
桶の水面(みなも)に映る自身の久々の顔を見て呟く..
男はヒリヒリする頭と口もとを水で洗い、布巾で拭いた。



「 あっ.だれっ..!」
いつの間にか上体を起こした少女が男に怯えていた。
「 あっ..僕..ボロボロで、雪一緒にみて..」
少女以上に驚いて台詞が無茶苦茶な男。
その特徴ある動作としゃべり方で、少女は“誰か”を理解する。
「 サンタさん..お兄さんだったんだ..!」
中背でやや痩(や)せ気味だが、彫りの浅い穏やかな顔つきの男。
毛むくじゃらの姿からでは、かなり違和感ある爽やかな顔だ。
「 ..サンタさん..パパは..?」
狭い部屋を見回し、少女が不安そうに問いかけた。
「 ..ごめんっ..!」
男の短い返事に表情を変えず、少女は涙をこぼした..
「 ..ほんとにごめん!」
「 いいのっ!!パパが“壊れてた”のは私が一番知ってるっ!!」
床に頭を押し付けて謝る男の前で、少女は大声で泣いた..
(..背負ってあげる..だから許してほしい..)
男は心の中で強く願う..


男の心の声は、“壊れた”友人から救えなかった女性にも向けられていた。
(未来を捨てることが償いじゃない..
傷ついた誰かを、その未来に導くことで僕は償いたいっ..)
それは折りしも“自己欲”で女体を研究材料にした友人の起こした惨劇..
仲間の女性を連れ去る狂った友の目に怯え、部屋の隅で震えたあの日..
気弱だった男は、その記憶の歪(ひずみ)から抜け出していた。




少女の前に膝をつき、優しい顔で覗き込む男..
「 ..クリスマスの夜..サンタの僕から一つだけお願いがある..」
穏やかに..そして真剣に、男は泣きじゃくる少女に話しかけた。
「 ひぐっ..何..?」
少女はびしょびしょの目を腕で拭(ぬぐ)いながら、赤い瞳を男に向けた。
「 ..一人ぼっちのキミに、一人ぼっちのサンタを受け取って欲しい..」
「 ひぐっ..何、それっ..!」
少し怒った表情を浮かべた少女..
「 僕は見てのとうり、汚くて恐がりで、どうしようもないサンタです..
だから少しだけでいい..キミのお供をさせて下さい。」
澄んだ瞳を大きな瞳に映し、男は真剣に言葉を紡いだ。
「 ..それってサンタさんが私の家来になりたいってこと..?」
不器用な大人の男の言葉に、少女があきれた表情を返す。
「 はいっ、僕の魔法でもポリンくらいなら退治でき..ます!」
「 ..あはっ..あんな小さな火の玉じゃ、ポリンもダメだよっ!」
少女は久しぶりの笑みを男に向けた。
「 その時は一緒に逃げましょう!」
男も不器用に笑顔をつくり少女に向ける。
「 あはは..サンタさん笑い顔が変っ!ほんとダメだねっ!」
少女は目の前でピクピクと震えてる男の笑顔に笑い出す。
「 はは..ほんとダメなんです僕...えっ?」
少女が突然男の額に唇を添えた..
「 ダメなうえにエッチなサンタさん♪
私からもプレゼント受け取って..」
恥ずかしい仕草で少女が自身の乳房に両手を添えた..
「 はは..面目がない..です..」
少女より真っ赤な顔の男..優しくその乳房に手を当てる..


「 ..あっ..」
少女が目を細める..
「 僕はレイスン..キミの名前は..?」
ゆっくり乳房を愛撫しながら男が問いかける..
「 あんっ..私はペル..んんっ、レイシア..!」
感じながら少女が答えた..
男は“ペルシア”という少女の本名を聞いていた..
あえて自分の名前とダブらせた少女の意図は読めないが、
新しい一日を歩み出す少女の意志を感じた...
「 そう..レイシア....このおっぱいみたいに綺麗な名前です..」
「 あんん..何そのエッチなたとえ方っ..!」
あきれ笑いで文句を言う少女。
「 またダメだしですね..」
うれしそうに男は少女の乳首をくわえた..
「 きゃん..ミルクっ、出るっ..!」
少女は乳房から吸いだされる自分のミルクを感じ..瞳を閉じる..
男も合わせて瞳を閉じ..ただ....少女の甘いミルクを味わう..



そこは過去でも未来でも無い場所...
刻まれる時間に甘い囁(ささや)きを乗せて、二人は今を感じあう..
世界は闇の中..ただ白くに全てを染め、美しい時間を彩るのでした.....



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